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宮城県仙台市にあるデザイナーズブランド古着の専門店ジージーです。仙台市内に2店舗!高価買取・安価販売をモットーに営業中!
by geejee
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2011年 09月 10日
デニムリペアのご紹介
全国3万8千人のジージーブログファンの皆さんこんにちは。

ブログ初登場、裏方1号と申します。

裏方と申しますとおり、普段は河原町の事務所で働いております。
セールや初売りなどの特別な時は、やっぱり河原町の事務所で働いております。

事務所には裏方が1号から、、え~何号まででしょうか?3号か4号くらいまでいますかね。
なかには、週に2~3度は店舗に立ち、同じく2~3度は事務所に来るという
裏か表かハッキリしない、大変にいかがわしい人間までいます。

裏か表かハッキリしないなんてもう違法スレスレです。
裏と思わせて表だった、そんな悪質業者に何度ダマされたことか!


さて、そんな裏方1号が何のために陽の当たる表舞台に、しかも全国に8万2千人も
読者がいるブログなどという大それた場所にノコノコ出てきたかと申しますと・・・・


最近ジージーが猛プッシュしているデニムのリペアをご紹介するためでした。


この数週間にお客様からご依頼を頂きましたリペアの中から
本日は選りすぐりの3本をチョイスしてご紹介したいと思います。
ちゃっちゃと書いたつもりが思いのほか長いですよ。



まずはこちら。


デニムリペアのご紹介_f0162199_13595060.jpg


泣く子も黙る、ルードギャラリーのデニムです。
こちら元々リペア加工がしてあり、とても格好いいですね。

その太もも部分に注目です。


デニムリペアのご紹介_f0162199_141156.jpg

デニムリペアのご紹介_f0162199_14112756.jpg


こちらも元々の加工として、横糸を残したダメージ加工がしてありました。
ちなみにジージーのリペアメニューにある「ダメージ残しリペア」も
完成型はこのような見た目になります。

ただ、こちらは元々横糸を残すダメージ加工がしてあるだけで
リペア後のように裏側に当て布が付いているわけではありません。

この手の加工デニムを履いているとよくあるのが、履く時に足を引っ掛けて
横糸を切ってしまうケースと、穴部分に足を引っ掛けて穴を広げてしまうケースですね。

こちらをお持ち頂いたお客様からのご依頼は、この横糸が残ったダメージ部分を
周りに見える他のリペア加工と同じようにしてほしいというものでした。


さて仕上がりのほどは・・・・


デニムリペアのご紹介_f0162199_142469.jpg


全体の画像ではちょっと分かりづらいですね。

近づいてみると・・・・


デニムリペアのご紹介_f0162199_1453125.jpg

デニムリペアのご紹介_f0162199_1474082.jpg


どうでしょうか?
全体に元からしてあるリペア加工とほぼ同じように仕上がっていますね。

他の元からある加工部分と比較してみると・・・・


デニムリペアのご紹介_f0162199_1461147.jpg


このような感じです。
赤丸部分が今回ジージーでリペアした箇所になります。

ほとんど違いが分からないくらいの仕上がりになっています。
若干横糸の色が薄く感じますが、これは履いているうちに周りと
ほぼ同色になっていくと思います。

こちらのリペアでのポイントはビッシリと張ってある横糸です。

仕上がりの見た目はイージーリペアのように見えますが、こちらのリペアは
当て布の上に横糸を張り巡らし、その上から縦糸を入れています。
元の加工がそうなので、同じように加工したわけです。

横糸には「ダメージ残しリペア」で使うような、ふんわりとした細い糸ではなく
30番手の太い糸を使用して、オリジナルの加工に限りなく近付けました。


おまけはこちら。


デニムリペアのご紹介_f0162199_14132628.jpg


画像の赤丸部分はリペアのご依頼を受けておりませんでしたが、
すぐ上の部分をリペアしたことにより、下の部分に多少張力がかかるため
今は非常に小さい赤丸部分のダメージが今後広がってしまう可能性がありました。


デニムリペアのご紹介_f0162199_14133779.jpg


同じく赤丸部分。

どうせ近い部分なら一息に・・・・ということで、ご依頼部分の当て布を
L字型に少し大きく取り、下の小さな部分まで補強してあります。
見た目も元からの加工と遜色ない仕上がりです。

もちろんこちらはサービスですので料金は頂いておりません。

こういったデニムの元々あるダメージ加工部分を、壊れてしまう前に
補強しておくというのも大変お勧めなリペアです。

これで相当な期間に渡って、ダメージが広がる心配をせず履いて頂けると思います。



続いてはちょっと珍しいこちらのリペアを。


デニムリペアのご紹介_f0162199_14231439.jpg


チノパンですね、泣く子も笑うAGのアイテムです。


基本的にチノパン等の単色のアイテムはリペアに向いていません。
色落ちのない生地は、目立たないようにリペアするというのがほぼ不可能だからです。

これはデニムの場合にも言えることで、まだ色落ちのない濃いインディゴが残ったデニムは
リペアした場合にもリペア箇所を目立たなくするのが難しくなります。

今回はお客様のご要望もあり、リペア箇所を目立たなくするのは難しいということを
ご了解頂いたうえでリペアさせて頂きました。


デニムリペアのご紹介_f0162199_14242510.jpg

デニムリペアのご紹介_f0162199_1424386.jpg


ご覧のとおり、両膝ともに大きな穴になってしまっています。
こちらも元々は横糸を残したダメージ加工になっていたそうです。

つまり上にも書いたような、履く時に足を引っ掛けてしまい
横糸は切れて無くなり、穴も少しずつ広がってしまったというパターンですね。


そして仕上がりはこちらです。


デニムリペアのご紹介_f0162199_14252776.jpg

デニムリペアのご紹介_f0162199_14253751.jpg


イージーリペアで仕上げています。

チノパンはデニムに比べて生地がだいぶ薄いので、こいうったパンツを
ハイグレードリペアで仕上げると、糸の本数がかなり多くなってしまうため
周囲の生地に比べてリペア部分の生地が固くなってしまいます。


あまり周囲の生地に比べてリペア部分だけ固くしてしまうと、リペア部分との
境目の生地に負荷が掛かり、結果その部分から破れてしまいやすくなります。


ですので、こういったチノパンなどの場合は、糸の本数が少なめのイージーリペアで
周りの生地との馴染みを考慮しながら、強度を大きくするように仕上げます。


デニムリペアのご紹介_f0162199_14255647.jpg


これでもう完全復活です。


今回は生地に合わせたベージュの糸を使ってリペアしましたが、
チノパンなどでリペア部分を目立たなくすることが難しい場合
思い切って白や黒など、まったく違う色の糸でリペアして
リメイクアイテム風にするのもオシャレですね。



最後はこちら。


デニムリペアのご紹介_f0162199_14263040.jpg


泣く子も狂喜乱舞する、ディオールオムです。
こちらは泣く子も全裸で走り出す、ハイグレードリペアのご依頼でした。


まずはリペア前の状態を。


デニムリペアのご紹介_f0162199_15927100.jpg

デニムリペアのご紹介_f0162199_1594065.jpg
デニムリペアのご紹介_f0162199_1595343.jpg
デニムリペアのご紹介_f0162199_1510323.jpg


裾はまだ軽度なダメージです。
フロントトップのボタンは取れてしまい、ボタン自体も無くしてしまったとのことでした。

ひどいのは後ろ側のポケット横にある穴になった部分ですね。
バックヨークとの境目に沿って破れている箇所などリペアが非常に難しそうです。


さて、この部分を裏側から見てみると・・・・


デニムリペアのご紹介_f0162199_1512725.jpg


ん?何か当て布のような物が見えます。
実はこちら、どこかで一度リペアをしてあったんですね。

ちょっと当て布の素材が厚過ぎるのと、バックヨークとの境目までをカバーしていなかったため
その部分にテンションが掛かってより一層ヒドイ破れ具合になってしまったようです。


さて、この後ろ側の破れ、注目の仕上がり具合ですが・・・・


デニムリペアのご紹介_f0162199_15124879.jpg


お分かりになりますでしょうか?
全体を写した写真ではリペア跡がほとんど分からないですね。


近付いて見ると・・・・


デニムリペアのご紹介_f0162199_1513024.jpg


どうでしょうか?
インディゴがまだ濃い目に残っているため、完璧にリペア跡が分からないという
ところまではいきませんでしたが、それでも十分ハイグレードな仕上がりです。
糸もかなりの本数が入っています。

実はこれ、ミシンを入れる前に当て布を使って何度も試し縫いをおこないました。

元々、青い糸の他に、茶系の糸も混ざり、さらには色落ちも加わった
複雑な色合いになっていたので、いきなりリペアをおこなうのは危険と考え
何度も試し縫いをして、実物に限りなく近い最良の糸の組み合わせを
見つけ出してからの施工となったわけです。

さすがはハイグレードリペア、手間隙かけてます。


もちろん見た目だけではなく強度もバッチリです。


デニムリペアのご紹介_f0162199_15162927.jpg


以前にされていたリペアでカバーできていなかった、バックポケットとバックヨークに
かかる部分までしっかりと当て布をして、その上からミシンで糸を入れています。

もちろんそのためには、両方ともステッチを外しての作業になりました。

デニムリペアでの大事なポイントは、穴になった部分、破れた部分はもちろん
その周囲の弱った生地まで補強するということです。

着用を続けて出来た穴や破れは、当然その周囲の生地まで薄く、弱くなっています。

ですので、当て布を少し広めに取って周りの弱った生地まで補強し
その後のさらなる破れを未然に防ぐようにするのがいいリペアなのです。

そのためには、場合によってポケットなどを含めステッチを外す必要が出てきます。

こちらのデニムもステッチを外したうえで、しっかりと周りの生地から補強しています。
リペア後にできるだけ元の色に近いステッチでポケットとヨークを縫い直して完了です。

今回のステッチの色のチョイスはほぼ完璧ですね。


その他の部分も以下のとおりです。


デニムリペアのご紹介_f0162199_15282994.jpg

デニムリペアのご紹介_f0162199_15284026.jpg

デニムリペアのご紹介_f0162199_15285145.jpg

デニムリペアのご紹介_f0162199_1529283.jpg



裾はまったくと言ってよいほどリペア跡が分からない仕上がりです。
小さく見えるダメージ部分は元々の加工で、お客様からのご要望によりそのまま残しました。

フロントのボタンは、14mmの真鍮ボタンで、無地のシルバーをしっかりと取り付け完了です。
裏側からの画像を見て頂ければ分かるとおり、ボタンがあった箇所にできていた穴は
ハイグレードリペアでしっかりと塞いでからボタンを付けています。



いかがでしたでしょうか?

仙台ではなかなかお目にかかれない、ハイクオリティなデニムリペアです。
ジーンズ・GパンはもちろんGジャンでも場所によってはリペア可能です。

もう履けないと諦めていたデニムも、ジージーでリペアをすれば
元気に、オシャレに、裏も表もバッチリとよみがえります!

今後も様々なリペアのご要望に対応するべく、ジージーのリペア職人が
日々、技を磨いてお待ちしておりますのでぜひ一度お試しください。

お値段に不安がある方のために無料見積もりもやっております。
もちろん見積もり後のキャンセルも可能です。


皆様のご来店心よりお待ちしておりますm(_ _)m
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